新元号!「令」「和」は漢検準1級に出る?

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漢字検定準1級の読み問題のサイト「漢検 準1級 読み」の公式ブログです☆

いよいよ本日5月1日から元号が「令和」になりましたね!
個人的には、「昭和」に使われた「和」の字がこんなにすぐ登場することに少し驚きました。
それとは対照的に「令」の字が元号に使われるのは初めてだそうで、「れい」という響きも何となく新鮮だなと思いました。
元号が替わると何だか気持ちも新たになるような感じがしますね♪

今回はそんな「令」と「和」の漢字に注目してみたいと思います!

そもそも「令」「和」の意味って?

日本の元号は漢籍(漢文で書かれた書籍)から引用することが慣例となっていましたが、今回の「令和」は初めて日本の古典が出典となったことで話題になりました。
万葉集巻五、梅花の歌三十二首の序文である
初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす
という文から引用されていて、「素晴らしい月」を表す「令月」の「令」と、「和らぐ」の「和」の組み合わせとなっています。

「令」という漢字は「命令」や「政令」などに使われているため、「いいつけ」や「きまり」という意味のイメージがありますが、「よい。りっぱな」という意味もあるんですね。
また、「令嬢」「令息」のように、他人の親族に対する敬称として使われる漢字でもあります。
そう考えると「令和」という元号にも上品で穏やかな雰囲気が感じられますね。

「令」と「和」は漢検準1級に出る?

元号を決める基準には「書きやすいこと」と「読みやすいこと」があり、常用漢字の中でも特に小学校で習う漢字がよく使用されています。
今回の2字も小学校で習う漢字となっていて、「令」は漢検7級相当、「和」は漢検8級相当です。

表外の読み

どちらも簡単な漢字ですが、漢検準1級取得を目指すためにチェックしておきたいのは、表外の読み
「令」と「和」の表外の読みは、以下の通りです。

令:リョウ・いいつけ・おさ・よ(い)
和:あ(える)・な(ぐ)

「リョウ」という音読みは、「律令制(りつりょうせい)」や「令外官(りょうげのかん)」など、日本史でもよく登場しています。
「令い」という読み方は、今回の元号の由来から想像しやすい気がしますね。

表外の読みは漢検準1級の問題集にも掲載されていることがあるので、覚えておきたいですね☆

四字熟語

また、準1級相当の四字熟語に用いられていることもあります。
少し調べてみると、「嘉辰令月(かしんれいげつ)」という四字熟語がありました。
意味は「めでたい月日のこと」で、まさに「令和」の引用元である「令月」が入っています。
「嘉」にも「よい。めでたい。りっぱな」という意味があり、「辰」は「日」を表すそうです。

「令」の書き方

ちなみに「令」という漢字には2通りの書き方がありますよね。
小学校で習う、最後の2画が「マ」のような形になる書き方と、明朝体など印刷文字で見られる、最後の1画が「|(縦棒)」になる書き方。
漢検協会によると、どちらの書き方でも正解になるそうです☆

令和最初の漢検合格を目指そう!

今後いろんなことが「令和最初の〇〇」と言われるんだろうなと思うと、何だか不思議な気分ですね。
この記事も一応、令和最初の更新になりますね。笑

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