【訓読み・その2】正答率の低い問題をチェック!

正答率の低い問題まとめ

こんにちは!
漢字検定準1級の読み問題のサイト「漢検 準1級 読み」の公式ブログです☆

今日から6月。
今月には令和最初の検定日がありますね!

漢字の読み問題の練習ができる「漢検 準1級 読み」サイトでは、挑戦された皆さんの正答率も見られるようになっています。
この記事では先日の「【訓読み】正答率の低い問題をチェック!」に続いて、正答率が低めな問題をまとめてみたいと思います☆

正答率の低い「訓読み」をチェック!

今回は「訓読み」問題から15問集めてみました。

各問題をクリックすると答えのページを見ることができます。
意味やヒントから考えてみてくださいね☆

(正答率は2019年5月時点のものになります)

  1. 奄ち(正答率: 71.8%)
    「にわかに。またたく間に」という意味の言葉です。
    「忽ち」という表記のほうがメジャーかもしれませんね。
  2. 吻(正答率: 71.6%)
    2つの訓読みがあり、どちらも4文字です。
    「接吻(せっぷん)」などの熟語からも想像しやすい読み方です。
  3. 塘(正答率: 71.4%)
    「土手」や「土手を築いて水をためた池」を表す言葉です。
  4. 杓う(正答率: 69.0%)
    「すくう」という意味で、音読みと同じ読み方なので想像しやすいかもしれません。
    この漢字1文字で「ひしゃく」とも読むそうです。
  5. 蝉しい(正答率: 67.9%)
    「せみ」と読む字であることから、「やかましい」? と思ってしまいそうですが、全く違って驚きました(個人的な感想)。
    漢検1級相当の「嬋(セン/ゼン/あで‐やか)」と同意語なのだそうです。
  6. 蒙る(正答率: 67.2%)
    「他人から行為や恩恵などを受ける。いただく」という意味と、「災いや被害を身に受ける」という意味がある言葉です。
    「被る」と表記するほうが多いかもしれませんね。
  7. 哨(正答率: 66.6%)
    「物見。また、その詰め所」を表す言葉で、読み方は3文字です。
    ほぼ答えになってしまいますが、「見張り」とも書きます。
  8. 蚤い(正答率: 66.0%)
    1文字で「のみ/つめ」とも読む漢字です。
    「蚤知之士(そうちのし)」という四字熟語に「時代の流れの先を見通すことができる人。先見の明のある人」という意味があり、このあたりからも想像できそうです。
    また、漢検1級相当ですが「蚤寝晏起(そうしんあんき)」という四字熟語もあり、こちらは「夜早く寝て朝遅く起きること」を表すそうです。
  9. 鋸屑(正答率: 63.6%)
    「材木をのこぎりで引いたときに出るくず。おがくずlという意味の言葉です。
    音読みで「きょせつ」とも読み、こちらには「言葉や文章がよどみなく出てくるたとえ」という意味もあります。
    ちなみに「大鋸屑」と書いて「おがくず」と読むそうです。
  10. 莫い(正答率: 62.4%)
    打ち消しを表す言葉で、主に漢文訓読に用いられます。
    この漢字1文字で「なかれ」という読み方もあり、こちらは禁止する意を表します。
    その他、「莫れ(くれ)」「莫しい(さびしい)」という訓読みもあります。
  11. 姶い(正答率: 60.2%)
    「美しい。かおかたちがすぐれている」という意味の言葉です。
    「見目好い」「眉目良い」とも書きます。
  12. 坐に(正答率: 57.9%)
    「わけもなく。なんとなく」や「落ち着かないようす」という意味のある言葉です。
    例文:「気も坐になる」
    この漢字には訓読みが多く、他に「坐ら(いながら)」「坐る(すわる)」「坐す(います/おわす/まします)」があります。
    特に「坐ら」という訓読みは文章内で「坐らにして~」という形で使われるため、「坐に」と混同しないよう注意が必要です。
    「坐ら」は「座ったまま」や「何もせずじっとして」という意味です。
  13. 畢く(正答率: 57.1%)
    「すべて」という意味の言葉です。
    「悉く」や「尽く」と表記されることが多いかもしれません。
  14. 註す(正答率: 54.8%)
    ほぼ答えになってしまいますが、「字句の意味を解きあかす」という意味があります。
    書きかえ字である「注」を使うことが多いですが、「註解(ちゅうかい)」「註釈(ちゅうしゃく)」などの熟語にも含まれている漢字ですね。
  15. 諜る(正答率: 49.2%)
    「敵のようすをうかがう」という意味の言葉です。
    「謀る(はかる)」と字が似ているため、間違えないよう注意が必要です。
    「諜報(ちょうほう)」という熟語を思い浮かべると想像しやすいかもしれません。

準1級漢字をもっと勉強したい!

いかがでしたか?
訓読み問題は今後も引き続きまとめていきたいなと思っております。

検定日まであと2週間ほど!
もっと読み問題を練習しておきたい方は、ぜひこちらをご利用くださいね♪↓

 

コメント

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